相次ぐ大規模な公募増資

6/4(木)、楽天が1880億円の公募増資を行うと発表しました。

株価が上がっているタイミングで財務体質を良くしておきたい傾向があるのでしょうか。

最大9960万株の新株発行が予定されており、約7%の株式希薄化が見込まれます。

公募増資発表後の楽天株価は?

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さてマーケットの反応を見てみると、増資発表前の6/3(水)終値が2080円だったのに対し、6/5(金)終値では1896円と、184円(発表前比▲8.8%)の下落となっています。

希薄化分約7.0%を反映する形で、下落していることが分かりますね。

むしろ公募増資の希薄化分は株価に織り込み済みで、これ以上の下落余地はないように思われます。

公募増資銘柄は直前に売られる?

6/23(火)-6/26(金)で公募価格決定が予定されており(ほとんどは初日に決まります)、下記日程感になると思われます。

6/23(火)引け後 公募価格決定(終値✕ディスカウント率)
6/24(水)-6/26(金) 払込期間
7/2(木)頃 新株受渡

6/23(火)の終値をベースに、ディスカウント率を引いた価格が公募価格となると予想されるため、6/23(火)新株をなるべく安く調達する目的で、下げ圧力が強まる可能性があります。

また店頭取引を行っている優良顧客は、事前に新株割当枠を証券マンから貰っているものです(一人1000万円単位とかで)。

楽天は信用売りができる銘柄のため、ディスカウント価格で引き受ける新株と相殺する目的で、彼らが空売りを仕掛けると考えられます。

実際の動きがどうなるかはもちろん分かりませんが、ある程度の背景は知っておくと判断しやすいと思います。

上手くいきそうな売買パターンは?

以上から、「6/24(水)始値買い、6/26(金)前場引け売り」は、安定操作期間という考えも含め、成功しやすいと思っています。

自分が過去に売買したすかいらーくの事例も、参考にして下さい。

いつか自分も優良顧客になって裁定取引したい。

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