<Financial Reporting and Analysis:Financial Reporting Machanics>

Contra accountsとは?

簿記などでも使われる、「相対勘定(反対勘定)」を意味します。

以下では具体例として、お土産屋のまとめ買いで値引きが行われるケースを考えます。

Sales returns and allowancesとは?

returnsは返品、allowancesは値引きを意味します。

売り上げたものに対し、返品や値引きが発生する場合、Contra accountsでのjournalization(仕訳)が行われます。

例えばお土産屋で、5ケ買うと20%のSales allowances(値引き)が行われ、クレジットカード決済(=売掛金計上)されるとします。

単価が1,000円のとき、5,000円の売上となるため、仕訳は下記となります。

Screenshot 2017-05-07 at 15.25.12

一方20%(この場合1,000円)のディスカウントも発生するため、下記のContra accounts(相対勘定)が発生します。

Screenshot 2017-05-07 at 15.28.05

これにより、一度売り上げたものを取り消す処理が行われたことになります。

 

同様に仕入先に対する値引きはpayable(買掛金)のContra accountsで処理しますし、回収不能となりそうなreceivable(売掛金)にはAllowance for bad debts(貸倒引当金)を計上します。

 

ちなみに日本語では「貸借が合わない」などと表現しますが、英語では「デビクレが合わない(デビットとクレジットが合わない)」と言うようです。

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【CFA】Sales returnsとallowancesに使われるContra accounts(相対勘定)とは?