カフェで株勉強会
メーカー勤務とは思えないくらい金融知識を取り揃えつつある自分ですが、おかげ様でお金関連の相談をよく受けます。
先日も”投資”とは縁のなかった理系出身27歳の同期が株式投資を始めてみたい、とのことだったので、仕事終わりにカフェでちょっとした株勉強会を開催してきました。
今回はこの相談を通し気付いた、「証券会社って何?」という全くの初心者ほど最低限知っておきたい投資知識を、3つ紹介したいと思います。
初心者ほど知っておきたい知識3つ
投資を始める目的を明確にする
一番始めにすべきなのは、何のために投資を始めるかを明確にすることです。
重要度も高い項目なのですが、投資上級者でも意外と出来ていない人が多かったりします。
将来発生する子どもの教育資金を得るために安定運用したいのか、早期リタイアするために高いリターンを求めるのかで、投資スタイルは変わってきます。
やりたいこと、実現したいことを元に、
- 投資可能期間
- 目標金額
を設定し、運用に回せる資金から、期待運用利回りをざっくり計算しましょう。
リスク許容範囲を考える
次に、取れるリスクの許容範囲を考えます。
自分のように20代・独身であれば大きなリスクを取っても大きな問題はありませんが、今回相談を受けた同期は既婚・子どもありで、運用に回せる資金もリスクも抑える必要があります。
ちなみに運用予算と期待運用利回り、リスク許容範囲が分かれば投資対象は概ね絞れるのですが、自分の同期に最適なのはインデックス投資だと分かりました。
許容範囲については、例えば年いくらの損失までならOKとか、今ある余裕資金100万円が70万円になるまでならOKなど、具体的な金額で出すとイメージが湧きやすくなります。
アセットアロケーションとインデックス投資を学ぶ
投資初心者であるほど、銘柄選抜による超過リターンは難しくなります。
というより、投資ファンドの運用マネージャーというプロでさえ、超過リターンを出し続けるのは不可能に近いことです。
であれば、資産クラス(国内株式や外国債券、外国REITなど)単位で投資を行い、その資産配分(アセットアロケーション)を管理する投資を取り入れるのも一つの手です。
アセットアロケーションをベースにした投資は王道で、年金ファンドなど機関投資家で多く取り入れられています。
資産クラスに含まれる投資対象全体へ投資できるインデックスファンドがあるため、これらへ投資することで市場平均リターンを得ることができます。
例えば国内株式クラスであるTOPIXに投資するインデックスファンドを購入すれば、上場する4000社の株式を買ったことと同じことになります。
国内に400万社ある企業のうち、株式上場できた優良企業4000社へ分散投資するため、いきなり価値が0円になることもありません。
(あるとすれば日本経済自体破綻しています)
代表的な資産4クラス(国内債券、国内株式、外国債券、外国株式)に均等分散投資を行った場合、過去40年間の平均年間リターンは5.5%あった事実もあり、アセットアロケーションをベースとしたインデックス投資は個人投資家からも人気が出てきています。
他にも知っておくべきことは山ほど!
今回の記事では、同期にも話したテーマのうち3つに絞って紹介しましたが、投資を始めるにあたっては、もちろん他の知識も身に付けておきたいところです。
今回の勉強会では以下のテーマについて紹介したので、これから投資を始めようという方がいたら参考にして下さい。
- なぜ株価が変動するのか
- チャートの見方
- 株の仕組み
- 証券業界の常識(IPOの配分など)
- 資金調達と公募増資
- アクティブファンドとインデックスファンドの手数料
- 確定拠出年金のメリット
- 先物・オプションなどデリバティブ取引
- 量的緩和と住宅ローン
しばらくは勉強会を開いていくことになったので、ライフイベントや嗜好を話しながら、いろいろある投資手段のうちどれが一番同期に合っているかを提案する、専属FPとなりそうです。
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