毎月欠かさず読んでいる本があります。
投資家ロックンローラー内沢裕吉というマンガです。
ダイヤモンド・ザイに掲載されており、毎月旬な話題を元にマンガ構成がされています。
今月発売された2014年11月号では、
- 都市型カジノ・リゾート型カジノの誘致動向
- 米国発のシェールガス革命が与える影響
について書かれていました。
シェールガスが与える影響
2年ほど前からキーワードだけは知っていたシェールガス革命ですが、正直どのような影響を世界に与えるのかは考えていませんでした。
マンガによると、以下のような流れで影響を与えているとのことです。
- シェールガスを大量採掘
- アメリカで石油の需要減
- 中東の石油ダブつく
- 石油をヨーロッパエリアへ売り込み
- ロシアの天然ガス・パイプラインがダブつく
- 北方領土経由し、日本へのパイプライン敷設構想が急浮上
なるほど。分かりやすい。
※最近、アメリカが中東諸国に興味がないのは、シェールガス革命により資源純輸出国に転換が見込まれており、政治的に重視する必要がなくなったからです。
経済の力は政治にも大きく影響を与える事例と言えます。
パイプライン以外にも、アメリカでの大型プラント完成により、2017年にもLNGで日本に輸入が可能になる予定です。
円安による貿易赤字も、シェールガス革命でエネルギー価格が下がれば、黒字転換が可能になりそうですね。
今後のエネルギー政策はどうなる?
LNG化して日本に輸入するとなると、ガス価格4ドル/100万BTU+輸送費6〜7ドル/100万BTUで、11ドル前後になると言われています。
さらにロシアのパイプライン構想が実現すれば、ヨーロッパのガス価格を参考にすると、10ドル前後であり、
現在中東から輸入しているLNG価格15ドル前後からすると、大幅に安くなる見込みです。
ただパイプライン構想は、ガス事業者という常磐規制をうまく壊せるかが焦点となりそうです。
LNGであれば自社パイプラインで独占的に供給できますが、パイプライン構想では競合してしまう(=利益が減る)からです。
政治的にはゼロサムゲームの太陽光発電より、消費者メリットのあるパイプライン構想実現に注力してもらいたいと個人的には思います。
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