友人が旅行積立を検討中
先日友人から、旅行積立の記事を書いて欲しいという依頼がありました。
実は旅行積立という制度自体初めて知ったのですが、旅行好きな自分としてはちゃんと内容を把握しとこうと思い、いろいろ調べてみました。
今回はこの旅行積立について、どれが一番良いと感じたか、紹介したいと思います。
旅行積立を比較してみる
2015年11月時点の利率を調べてみると、下記表のようになっていました。
旅行会社 | 毎月積立の利率(年・%) |
ANA | 2.25% |
JAL | 2.50% |
JTB | 1.75% |
近畿日本ツーリスト | 1.75% |
日本旅行 | 1.75% |
大手の積立利率を見てみると、1.75~2.5%程の利率になっていることが分かりました。
最もオススメの積立は・・
さてそんな旅行積立ですが、いろいろ調べてみて次のことが分かりました。
「結局、現金で積み立てて旅行に行くのが一番オススメ」ということです。
以下で理由をまとめます。
現金積立がオススメな理由3つ
リスクに見合う利率になっていない
旅行積立は概ね2~3.0%の利率が多いです。
普通金利の0.02%など超低金利と比較すると多いように感じますが、実際には企業への貸付リスクを負っており、委託先企業が破綻したら原則戻ってこないお金となります。
もちろん積立先企業が、自社に対する貸付利率よりも積立利率が高くなるよう、金利上乗せしているケースもあります。
例えばANAが2014年9月に発行した第30回円建無担保普通社債は利率1.2%ですが、同社の積立利率は2.25%であり、比較すると+1.05%をANAが上乗せしていることが分かります。
しかし上記の例で言っても、享受できるプレミアムは+1.05%であり、無リスク資産である普通預金に対し+2.23%のリターンがあると考えるべきではありません。
高いリターンには相応のリスクを伴うという原則は忘れないようにしましょう。
※企業の信用リスクを伴っていいのであれば、ソーシャルレンディングのクラウドバンクなどを使い、リスク相応の利率5.0%などで運用した方が合理的かもしれません。
安全資産を十分に持っていない
仮に上記の金利プレミアムが魅力に感じたとしても、まず今後1,2年の支出見通しについて考えるべきです。
例えば車が故障し買い替えが必要になるリスクもありますし、突然の事故で入院するリスクだってあります。
人にもよりますが、一般に生活費の半年〜2年分の安全資産を、今後のリスクに備える意味でも預金しておくべきと言われています。
もし生活費の半年分以下の貯金しかないのであれば、旅行積立のような使用用途指定の商品に手を出すべきではないと思います。
※リスクに備える=民間保険とは考えてません。むしろ100万円程度の貯金があれば、国民健康保険で十分と考えているアンチ保険派です。
割引方法は他にもある
現金積立をすべきと考える最後の理由は、他にも旅行代金を割引する方法があると考えるからです。
株主優待券や商品券を金券ショップで買うのは王道ですし、内部社員に知り合いを作って社員割を適用してもらう方法だってあります。
旅行の1ヶ月前にヤフオクで金券落札すれば、2,3%くらいのディスカウントはできると思います。
また大手キャリアや有名ホテルにこだわらないのであれば、LCCを使ったりAirbnbを使って、より安く自由度の高い旅行が企画できます。
いろいろ調べてみて、お金のある50代以上ならともかく、若いうちは現金積立がベストだという結論でした。
ただ、結婚間際のカップルが共同の目標を設定する・・などに使うのは良いかもしれませんね。
表面利回りでは測れない部分で、トータルリターンが上がると思いますので。
最後までご覧頂きありがとうございました
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