KAZCOINホルダーに配当しました
仮想通貨counterpartyが作ろうとしているトークンエコノミーで特に面白いのは、特定トークン保有者に対し、驚くほど低コストで、確実に配当を支払うことができる点です。
今回は試しに、現在11人いるKAZCOINホルダー(保有者アドレスや保有比率は誰でも見れます)に対し、保有比率に応じた少額のビットコインを配当してみました。
掛かったコストですが、自分を除いた10人が保有するKAZCOIN500枚に対し、1枚当たり0.000001BTC(約0.6円)を配布し、
- 配当金0.0005BTC(約30円:=0.000001BTC×500)
- 手数料0.0022XCP(約0.77円:1保有者当たり0.0002XCP×11人)
と、株式に対する配当と同じことを、個人でも手軽に超低コストで出来るようになったことが分かります。
この仕組みを、先日始めたanycaで使うとどうなるでしょうか?
愛車を株式公開できる
anycaは個人間カーシェアリングを仲介するサービスであり、自身が保有する車を公開し、乗りたい人に車を貸し出すことで、一日あたり5000円程の収入に繋げることが出来ます。
過去記事:年間利回り14%?個人間カーシェアリングanyca(エニカ)に参入しました!
これは言わば、車に対し100%株主の状態であり、収入である5000円を丸々自分のものに出来ています。
しかし、例えば急遽50万円が必要となったとき、カーシェアで得られる収入を配当としたトークン(株式)を発行し、車の使用権を30%だけ売却し50万円を得る、といった使い方が可能になります。
私が保有する車でも、投資利回りで言えば年間14% 程になる見込みであり、これを証券化すれば、利回りが5%程度になるまでトークン価格は上昇するのでは?と思います(つまり車の買値の約3倍でトークンが取引される)。
つまり、今まで株式公開をした方だけが得られていた上場によるキャピタルゲインを、個人ベースでもできるツールが揃ってきたと言えそうです。
amazonでも売られているOBD2などと組み合わせ車の稼働状況をインターネット上で把握出来るようにし、公平性が実証出来れば、ビットコインを使い世界中から資金を集めることも出来そうです。
ブロックチェーン技術の活用
今後の見通しですが、カーシェアリング分野で、IoTとブロックチェーンを使った新しいビジネスモデルを作る人も現れると予想されます。
同じことはドローンだったりairbnbだったり、様々な分野でブロックチェーン技術を応用可能です。
他でも既存の株主優待制度においても、例えば東京ドームの株主名簿に載ってからちょうど1年後に、ラクーア優待券を配布するなども可能になります。
東京ドームの株主が約17000名いるため、送料だけで200万円近く掛かっていたコストが、1200円(17000人×0.07円)ほどで配布できるようになり、目に見える効果を出すことができます。
日本証券取引所もブロックチェーンを使った取引システムを検討しているようなので、まずは金融やシェアリングエコノミーを中心に、今までにないより効率的な社会が、まもなく訪れる予感がしますね。
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