大学生の2.6人に1人が借りる奨学金
今回のテーマは、”奨学金”。
大学生のとき借りていた方も多いのではないでしょうか。
日本学生支援機構(JASSO)によると、
意欲と能力のある学生に「教育を受ける機会」を保障し、自立した学生生活を送れるよう支援します。
を目的に、最大で月12万円を貸与する制度です。
この制度は大学生の2.6人に1人が利用しており、卒業後に少しずつ返済していくことになります。
奨学金を借りるべき/借りないべき論
奨学金については”借金はするべきでない”など批判的な意見がありますが、私は奨学金は率先して借りるべきと考えます。
自律心が養われるなどの精神論ではなく、経済合理性に基づいて考えた上での結論です。
実際私も、当時上限だった月10万円(合計480万円)の貸与を受けていました。
理由は下記の通りです。
奨学金を上限まで借りるべき理由
①親の資金不足をカバーできるから
当然ですが、奨学金を借りる最も多い理由です。
奨学金とは家庭環境により、借りなければ大学へ通えない人が借りるものだからです。
しかし、学費・家賃を仕送りしてもらっていた私は、月10万円という貸与は必要以上のお金でした。
なぜ必要以上のお金を借りたのか。
以下が私が奨学金を率先して借りた、本当の理由です。
②大学時代は時給950円以上の価値があるから
学生時代は貧乏に徹する。なんて誰が決めたのでしょうか?
もちろんお金を無駄使いするべきとは思いませんが、節約する程度で、なるべく自己投資すべき時期だと思います。
社会人になって1ヶ月以上海外放浪に行ける人は限られています。
生活のためにバイトに精を出すよりも、まとまった資金を借りて、いろいろな体験を買うべきだと思います。
私もドラッグストアで時給950円でアルバイトしていました。
しかし奨学金のおかげで資金には困らず、バイトには決して重点を置きませんでした。
※ちなみに今大学生だったら、時給が2000円いきそうなUberEATSはやってみたいです。
参考記事:あなたも明日からフードデリバリー?UberEATSの配達員説明会に行ってきました!
むしろ長期休暇で何をしよう?ということに思考を巡らせ、
- ユーレイルパスでの1ヶ月ヨーロッパ一人旅
- 18切符で実家の九州まで帰省
- 自転車で九州縦断
- シンガポールからクアラルンプールまで自転車一人旅
など、様々な体験を学生時代に積むことができました。
こうした体験は就職活動時の自己PRにも繋がり、そこそこ名の通った大手企業に就職できました。
学生時代に借りた480万円で、生涯年収を5000万円以上UPさせることができたのです。
③金利が十年物国債利回りに連動するから
一番のメリットは②の理由だと思いますが、金利面でも直接的なメリットがあります。
学生というだけで長期国債と同じ金利で、資金調達ができる点です。
投資目線で見たときに最も安全資産と言われるのは、国債です。
無リスク資産とも言われ、その分リターン(=金利)も低く設定されています。
私の借りていた時期でも1.3%という低金利で借りることができました。
さらに、今はアベノミクスによる異次元量的緩和により、長期国債の利回りが0.6%ほどに低下しています。
④大学時代は無利息だから
超低金利で資金調達できるだけではありません。
在学中は、無利子でお金を借りられるのです。
そのため、480万円を全く使わずに定期預金しておき、卒業時に一括返済するだけで、数万円の金利収入をもらえるのです。
私の場合はさらなる利益を求め、
余った資金を運用に回していました。
- 株
- FX
- 投資信託
- 社債投資
etc.
結局、
大学時代で100万以上損失出しましたが。笑
それでもいろいろ勉強になり、やたらと金融商品に詳しい大学生というボジションを手に入れました。
今なら
だったりと、
当時はなかった金融商品も出てきています。
「まずはやってみる」というスタンスで得られることは多く、興味を持ったらとりあえず始めることをオススメします。
大学時代のチャレンジは、ノーリスク・ハイリターンだと思うので。
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