今日は債権分野でよく聞く、EB債とCB債について書きます。
そもそも、EB・CB債って?
EB債(他社株転換条項付社債)
Exchangeable Bondの略です。
EB債という債権を買うと、高利率の利息を受け取れます。
CB債(転換社債型新株予約権付社債)
Convertible Bondの略です。
CB債という債権を買うと、高利率の利息を受け取れます。
え、一緒じゃん・・・。
EB・CB債の基本構造
名前も似ていて、高利率の利息がもらえる(ものがほとんど)ため、同じような商品と思われがちですが、全く違います。
EB債=債権+プットオプション売り
日経平均リンク債などが有名です。
CB債と比べると金融商品として作りやすいため、多種類のEB債が出回っています。
CB債=債権+コールオプション買い
成長性の高いベンチャー企業や、新事業に取り組む企業がよく発行します。
CB債では、株価が上昇した場合、債権購入者に大きな利益をもたらすからです。
利率は原則、EB債>CB債
債権の発行体が同じの場合、その利率はEB債>CB債となります。
例えばトヨタ自動車が2つの社債を発行した場合、EB債=年利5%、CB債=年利3%となります。
(さらに言えば、純粋な普通社債(Straight Bond(SB))の利率は、SB=年利4%となります。)
なぜ高い利率が実現できるか?
EB債はオプションプレミアムがあるから
EB債の利率が高いのは、プットオプション売りにより、オプションプレミアムを債権利息に上乗せしているからです。
プットオプション売りを行うと、株式を買うのと同等のリスクを負うため、ベースとなる債権は発行体(実際に資金を必要としている企業)リスクが低いところ(格付けがAAA以上など)が多くなります。
CB債はそこそこリスクがある個別企業が主たる発行体だから
一方でCB債は、ベンチャー企業など多少リスクの高い企業が発行体となる場合が多いです。
EB債と比べると構造上利率が落ちてしまうため、債権の発行体リスクを高めることで、高い利率を得ています。
個人的な感想
言ってることが分からないなら、買わない
証券会社のカモにされるだけです。
特にEB債の中には、ハイリスク・ローリターンのものがあり、注意が必要です。
結局、リスク相応の利率
EB債にしてもCB債にしても、高い利率を得ようと思うなら、株の下落リスクor発行体の倒産リスクを負う必要があります。
うまい話には裏があることを理解しましょう。
本気でEB・CB債投資を始める前に、”オプション”を学ぼう
もちろん流動性や最低投資額の面で、他の金融商品にはないメリットもあります。
ただ本気で投資対象とするのであれば、まずは「オプションとは何か」を学ぶことをオススメします。
まずは基本がしっかりしている本を読んでみたり、一歩進んでセミナーへ参加して学んでみることから始めてみましょう。
EB債・CB債投資でオススメ証券会社
オプションの仕組みについて勉強するのと並行して、証券会社の口座開設も進めておくと、いざ投資したいと思ったときにすぐ投資できるため便利です。
オススメなのは、取り扱い商品が多いネット証券最大手のSBI証券がオススメです。
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