投資範囲を広げてくれるIB証券
お休みなので、プライベートバンカーの本読んでる。ハイイールド債にレバレッジ2.5倍で投資するスキームはどうかと思うけど、海外生命保険には入りたい。https://t.co/aXKs2PdyCx pic.twitter.com/6lsLn8mkOV
— kazu (@25_500com) 2018年5月15日
先日プライベートバンカーの本を読んで、格付けの低いハイイールド債が欲しくなってます。
格付けは「債券が問題なく償還される可能性」を示しているので、負債が多い(ex.ソフトバンク)会社も含まれ、有望銘柄でも低格付け・ハイイールドに分類されています。
そのため4〜7%/年のリターンがあり魅力的ですが、債券投資のリスクは流動性なんですよね。
一回買ったら満期まで原則保有って怖いですし、途中で売却すれば証券会社に買い叩かれ、損失が発生することもあります。
そんな中、やっぱり良いなーと思ったのが、米国に本籍を置くインタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)です。
デモ動画みたら、発行会社・償還日ごとに、社債のBid/Askを提示してくれているんです!(しかも妥当なスプレッド)
本場アメリカのオプション取引や、JGB先物だって取り扱っているIB証券。
3年前にも口座開設しようと思って、結局行動してなかったんですが、そろそろ開設タイミングと思っています。
さて、そんなIB証券で面倒だと思ったのが、外国送金でした。
海外送金ってどうも面倒臭そうで、ここで迷っている方も多いんですよね。
そこで今回は、私が調べたところ最も簡単で低コストと思われる、英国Transfer Wiseについて紹介したいと思います。
海外送金最安値がSMBCは本当か?
Transfer Wiseについて紹介する前に、IB証券への入金方法として見かけるのが、SMBCのインターネットバンキングを使った海外送金です。
SMBCには2つ方法があって、
- 円口座にある資金を、外貨に交換して送金(円建送金)
- 外貨口座にある資金を、そのまま送金(外国送金)
があります。
IB証券は最低1万ドル(約110万円)が口座維持に必要なため、それぞれいくら送金手数料が掛かるか見ていきます。
円建送金の場合
SMBCダイレクトを使った円建て送金の手数料を確認したところ、その費用は800円と書かれていました。
めちゃ安くない?
海外送金と言えば3000円くらい掛かるイメージだったので、やっぱりオンラインバンキングってお得だなーと”最初は”思いました。
でも実際には、為替手数料という形で、隠れコストが存在します。
為替手数料は1ドルあたり1円掛かるため、
1円÷110円/ドル(2018年5月時点)=0.9%
のコストが掛かってきます。
つまり、1万ドル相当を送金するためには、
- 為替手数料:10,000円
- 振込手数料:800円
と、10,800円が必要になってくるわけですね。
やっぱり高っ!
外国送金の場合
では、外貨口座にお金を入れて、そのまま送金するといくら掛かるか見ていきます。
SMBCで外貨を外国送金すると、
- 送金手数料:3,500円
- 関係銀行手数料:2,500円
- リフティングチャージ:2500円
と、最低でも8,500円の送金手数料が掛かることが分かりました。
ちなみにリフティングチャージとは、銀行側に為替手数料が入らないときに掛かる、取り扱い手数料のことです。
またこの場合、ドルを調達する必要もあります。
例えばマネーパートナーズで現受けを使った場合、下記手数料がかかります。
- 為替手数料:0.2円/ドル
- 現受け手数料:0.1円/ドル
- 振込手数料:2,500円/回
つまり1万ドル調達するために、5,500円(=10,000通貨×(0.2円+0.1円)+2,500円)掛かってくるわけですね。
SMBCからの送金手数料も加えると、合計14,000円(8,500円+5,500円)も必要になることが分かりました。
・・もっと良い方法はないのか。
そうやって行き着いたのが、イギリスに本社を構えるTransferWiseです。
TransferWiseがオススメの理由
TransferWiseのウリは、仲値(=(買値+売値)÷2)を基準に外貨と交換し、銀行口座に振り込んでくれる点です。
通貨ペアによって手数料設定があり、USD/JPYの場合、取引金額の0.55%+固定手数料100円となっていました。
実際に10,000ドル送金するために必要なコストを試算したところ、下記図のように表示されました。
TransferWiseの提示額は、
- 為替レート:0.009067(←四捨五入入っています。レートはgoogleで確認。)
- 手数料:6,166円
となっていました。
手数料率は交換先通貨で判定されるようで、今回の場合はドルです。
10,000ドル×0.55%=手数料55ドル
円換算すると、
55ドル÷0.009067=6,065.95円
これに100円の固定手数料が掛かるので、6,166円が1万ドルに交換時の手数料総額となります。
ん〜、、まあ高いようだけど、安いですよね!(←どっちだ)
一番の利点は、わざわざ平日に銀行行かなくて良いことかな。
手数料安くて手間少ないので、かなり使えると思います。
残念ながら1回に100万円を超える送金は出来ないのですが、2回に分ければOKです。
固定費は100円だけなので、ほとんど影響ないといえます。
本当はビットコインとかで入金出来れば一番良いんですが・・、あと3年は掛かるでしょうね。
以上、インタラクティブ・ブローカーズ証券の入金は、TransferWiseが手数料安くてオススメという話でした。
最後までご覧頂きありがとうございました
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IBの口座は円建て入金が可能なそうです。
円建てで入金した後、IBでの両替が可能なようなので、それが一番安いのではないかと思っています。
私もこれから口座開設を検討中です。
sowさん
公式サイトではドル建て送金をするように促されてますが、実際には一部ネット銀行で、円建て送金ができたという報告があるようですね。
非公式なワザかもしれませんが、円建て送金も考えたいと思います。
コメントありがとうございます!